いつもだるいわけではないけれど、なんだか食事の後にだるさや頭痛がおこることが多かったり、
急激な眠さにおそわれたり、頭がぼーっとしてくることに疑問はありませんか?
「あるある!」と思った方、
それは、食後1~2時間後くらいがピークとなり、少しお昼寝をしたりするとスッキリするため放置していませんか?
放置している方に多いのは、おそらく食後のだるさの原因を調べたことはあるけれど、脳卒中や脳梗塞などの危険な病には当てはまらず、
しかもすぐに良くなるということからも大丈夫と思い込んでいるケースです。
「...そうかも」と思った方、
脳卒中や脳梗塞ではなくても、その食後のだるさを放置していると、
いずれ食後だけでなく一日中、いや年中カラダがだるくなり、日常生活に支障が現れてくる危険性があります。
「ええ!?」と怖くなったかもしれませんが、食後だけにだるさがおきている今ならまだ間に合うと思います。
原因をはっきりさせ、食後のだるさを解消していきましょう!
特に頭痛がひどいなどの症状が続く場合は、念のため脳卒中や脳梗塞などの疾患ではないか検査をすることをおすすめします。
もし検査をしても原因不明と言われた場合、下記の症状に当てはまることはないか考えてみて下さい。
当てはまる症状が多いほど、SIBO(小腸内細菌異常増殖症)が原因で食後のだるさが引きおこされている可能性が高いです。
また、特定の食品を食べた後だけだるくなるという場合は、遅延型フードアレルギーかもしれません。
SIBOにより食後のだるさが現れる場合、食事により低血糖や肝性脳症がおこっている可能性があります。
SIBOでは、小腸内に常在菌が異常に繁殖した状態になっているため、食事により摂取される糖分が細菌のエサになってしまいます。
特に砂糖や果糖などはすぐに細菌のエサになります。
その状態が長く続くと、本来エネルギーとして必要な糖分が十分に吸収できず、慢性的に低血糖になってしまいます。
そうなると、糖代謝機能が低下し、食事などで糖分をとった場合血糖値が一気に上昇した後、一気に低下するという血糖値の乱高下が激しくなってしまいます。
そのため、食後1~2時間で血糖値の急激な乱高下が発生しだるさを感じてしまうのです。
また、SIBOにより細菌が増殖している状態では、細菌の出す毒素(アンモニアなど)量も増えてしまいます。
細菌の毒素は肝臓で解毒されるため、毒素が多いほど肝臓に負担がかかります。
食事により糖分を得た細菌がさらに増殖し、毒素を産生すると、肝臓での解毒がキャパオーバーとなり、
アンモニアが脳に運ばれ、頭がモヤモヤする(ブレインフォグ)などの症状をひきおこすと考えられています。
遅延型フードアレルギーは、食後すぐではなく、数時間後もしくは数日後に症状が現れる場合があります。
一般的な食べ物のアレルギーは、アレルギー抗原となる食べ物を食べると免疫分子(IgE)が放出され、
くしゃみやかゆみ、湿疹など急性にアレルギー症状が現れます。
一方遅延型フードアレルギーは、一般的な食べ物のアレルギーと違い免疫分子(IgGやIgA)により反応がおこり、
急性な症状が出ることは少なく症状が出るのが遅かったり、だるさを感じることが多かったりします。
遅延型アレルギーになる原因としては、リーキーガットが考えられています。
それは、本来血液中に入ってくるべきでない食べ物が、リーキーガットにより入ってきてしまうと、それに対する抗体が出来てしまうので、
その食べ物が入ってくるたびに免疫反応が起きてしまうのではないかと考えられています。
SIBOや遅延型フードアレルギーを改善していくためには、何より「食事」を変えることが大切です。
遅延型フードアレルギーは、自分でできる簡単な検査キットが販売されていますので、アレルギーになっている食べ物が何かを調べ、
それを避けると症状が改善されていきます。
しかし、アレルギーを根本的に改善していくためにはリーキーガットを改善していく必要があります。
リーキガットと SIBO はともに胃腸の機能が落ちてしまっているため、その機能を改善させる食べ物「ディフェンシブフード」の
実践が望ましいです。
桜ヶ丘整体院でも、ディフェンシブフードの実践をはじめることで、個人差はありますがだいたい半年から一年ほどで体質が変わったと実感される方が多いです。
これから数十年続く生活の中で、自分のやりたいことをやるためにも「健康な体」は必要です。
今から食事を変え、数十年不調に悩み続けることなく、活力のある体質に生まれ変わりましょう。